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建具補修 洗面台 シート貼り

最近、建具のシート処理をする機会が多かったので

まとめてご紹介致します。

 

まずは、洗面台の収納扉。

 

扉 補修 シート ダイノック 膨れ 貼り
扉 補修 シート ダイノック 膨れ 貼り
扉 補修 シート ダイノック 膨れ 貼り
扉 補修 シート ダイノック 膨れ 貼り
扉 補修 シート ダイノック 膨れ 貼り

扉を閉めていたら一見綺麗に見えるが

扉上部と下部の隙間から水を吸い込んで

下地が膨れ上がり、表面のシートが浮かんでいます。

 

最近のこういう建具には、木材を加工した時に出た

木くずをボンドで固めたMDF材というものが使用されており

シートの隙間から水が入ると、水を吸い込んで膨らんでしまい

表面のシートを剥がしてしまいます。

 

表面シートに撥水加工がしてあったとしても

隙間から水分が入り込むとこのようにダメになってしまうので

洗面ボールから水が垂れた場合は速やかに拭き取るのが鉄則です。

 

さて、今回の物件は築8年の中古戸建て物件。

洗面台は変えずに綺麗にしたいとのご要望で

表面をシート処理することに致しました。

 

 

扉 補修 シート ダイノック 膨れ 貼り
扉 補修 シート ダイノック 膨れ 貼り
扉 補修 シート ダイノック 膨れ 貼り

まず、膨れ上がった下地をカットし平坦にする。

段差をなくすためパテ処理。

 

扉 補修 シート ダイノック 膨れ 貼り

表面をプライマー処理し、密着を高める。

扉 補修 シート ダイノック 膨れ 貼り

適当な大きさにシートをカットする。

扉 補修 シート ダイノック 膨れ 貼り
扉 補修 シート ダイノック 膨れ 貼り
扉 補修 シート ダイノック 膨れ 貼り

スキージーで空気が入らないように貼り付けし

余った箇所をコーナーカッターで切り落とす

扉 補修 シート ダイノック 膨れ 貼り
扉 補修 シート ダイノック 膨れ 貼り

出来上がり。

最後の処理でコーナーカッターで切らずに

普通のカッターで処理すると

角の手が当たる部分から徐々にシートが剥がれていくので

必ずコーナーカッターで処理。

賃貸物件とかで、たまにコーナー処理されずに

剥がれているシートを見かけます。

 

 

扉 補修 シート ダイノック 膨れ 貼り
扉 補修 シート ダイノック 膨れ 貼り
扉 補修 シート ダイノック 膨れ 貼り

今回は平面作業のみだったので、簡単な作業だったけど

コツをつかむまで結構大変なので

失敗したくなければ、職人さんに任せた方が無難です。

シート1枚あたり結構高いし…。

 

元の色はピンクっぽいグレーでしたが、この物件の建具全体が

濃い茶色で統一されているので、茶色いシートにしました。

 

我ながら、高級感が出て良いのではないかと思います。